猟銃の取り扱いについて

●散弾銃

　近距離で使用される火薬の力で発射する銃で、多数の小さな弾丸が放射状に飛び散るため、動きの速い鳥などを撃つのに適しています。また散弾はすべてが飛び散る弾のものばかりでなく、スラッグ弾と呼ばれる一発の弾が飛び出すものもあり、猪や鹿といった大物を撃つことも可能です。
　狩猟に行くにはまずはこの散弾銃を所持することからスタートします。

●ライフル銃

　散弾銃と同じく、火薬の力を使って飛ばす銃で、弾が回転しながら真っ直ぐ飛び、遠く離れた獲物を仕留めることができます。威力もあり、猪や鹿のほか熊などを仕留めることもできます。弾の形状も散弾とライフル弾では大きく異なります。このライフル弾は「リローディング」と言って自分で弾を作ることも可能です。
　ライフル銃は威力がある反面、ある程度の射撃技術も必要となるため、散弾銃を所持して10年以上経過しないと手にすることができません。

●空気銃(エアライフル)

　火薬ではなく、空気・ガスの圧力を使って弾を飛ばす銃です。
　標的を撃つなどのスポーツ用途で主に使用されますが、鴨などのトリを狩猟する目的でも使用されます。火薬を使用しないので、散弾銃やライフル銃と比べると所持までのハードルは低めです。弾の購入も特定の許可が必要ないのでハードルは低めですが、狩猟などでは威力が弱いため大物を仕留めることが難しく、使用する場所が限られており、実際に購入したはよいが使う場所がないといったことも起こりますので、どこでどのように使用するのかをあらかじめ想定しておいたほうが良いです。